石垣島旅行で一番の楽しみは海!と青い海を見ながらビーチでゆっくりしたい!
そんな方必見の内容になります。

人の少ない静かなビーチはあるの?



ホテルビーチじゃなくて、知る人ぞ知るビーチが知りたい!



石垣島移住16年目!
ゆっくりできるオススメビーチを教えます!
こんな方におすすめ
- 自分たちだけで手軽にビーチで楽しみたい
- 空いた時間にのんびりとビーチで過ごしたい
- フォトジェニックなビーチを知りたい
- 手付かずの自然を全身で感じたい
石垣島在住のスタッフが解説しますので、ガイドブックでは手に入らない情報満載です。
「マリンサービスサンフィッシュ石垣島」を運営する私「浜 佑介」は、石垣島歴16年のダイビングインストラクターです。
ダイビング、シュノーケリングの知識だけでなく、石垣島や沖縄の様々な情報に精通しています。


- 年間300日以上石垣島の海を案内しています
- 石垣島ガイド歴16年 PADI インストラクター
- 初心者のガイド累計10000人以上!
- 石垣島初の初心者専門マリンサービス経営
石垣島のビーチへ訪れる前に知っておきたいこと


石垣島にはガイドブックに載っているビーチだけでも数10ヵ所以上ありますが、手つかずのありのままのビーチというのもたくさん存在しています。
手つかずのありのままのビーチは魅力も満載ですが、気を付けておきたいこともあります。
初めて訪れるビーチへの参考にまずはぜひご覧ください。
最高のチルタイムを過ごすために
下調べしてからビーチへ行きましょ~
手付かずの自然溢れる穴場のビーチ
なんと言っても人の手が入っていないありのままのビーチは、自然を全身で感じられるのが一番の魅力ではないでしょうか。
基本的にビーチまでは獣道のようになっていたり、ビーチまでの落差が激しいところは急な階段を利用しなければたどり着けなかったりと冒険をしているような感覚になります。
また、このような穴場のビーチはなんといっても利用する人が少ないという点で自分たちだけの時間をまったりと過ごせます。
せっかく石垣島に来たのだから時間を忘れてのんびり楽しみたい方にぴったりの場所です。
穴場のビーチで気を付けたいこと


手付かずの自然溢れるビーチでは足場が悪かったり、毒を持った生物がいたりと気を付けたいことも多々あります。
ただしっかりと準備をして知っておけばそんな緊急事態も防ぐことができます。
特に気を付けたいことを5つご紹介します。①悪天候の日は避ける
土砂降りの雨や台風の日は言うまでもありません。
雨の日は特に足場が悪くなりますので滑りやすい危険性があり、台風の日は海が荒れるのはもちろん物が飛んでくることもあります。
海に入らないから大丈夫とは考えず、悪天候の日は避けるのが無難でしょう。②単独ではなく必ず2人以上で行く
このようなビーチは電波が届かないことがよくあります。
何かあったときに連絡がとれない可能性は十分にありますので、必ず単独ではなく2人以上で行くようにしましょう。③むやみに海に入らない
石垣島のビーチは手入れの行き届いたところでも遊泳禁止のエリアが存在するほどです。
一見穏やかそうに見えるビーチでも離岸流と言い海岸から沖に強く流れの発生する場所もあります。
地元の海を知り尽くしたサーファーやSUPを楽しむ方々を見かける機会もありますが、知識なしに見つけたビーチから海に入らない方が安全のためです。④歩きやすい履物、肌の露出に気を付ける
場所によっては獣道や急な坂からでないと入れないビーチもあります。
なのでヒールや歩きにくい靴は避けたほうが良いでしょう。
また、自生している植物が生い茂っていたり、怪我防止のために心配な方は肌の露出を気にかけた服装がおすすめです。⑤ゴミは持ち帰る
石垣島のビーチには基本的にゴミ箱がないため、持ち帰るのが鉄則です。
ビーチで食べたり飲んだりしたゴミをそのままにしてその場を離れると、カラスが荒らすこともあるので注意。
ひとりひとりのマナーが石垣島の綺麗な海に繋がるので、どんなに小さなゴミでも捨てるべからずの精神を忘れずに。
気を付けたいことまとめ
- 悪天候のときは行かない
- 単独行動NG 2人以上での行動を
- むやみに海へ入らない
- 歩きやすい履物、肌の露出を気にかける
- ゴミは持ち帰る
自然のためにも自分のためにも
マナーを守りましょ~
石垣島のおすすめ穴場ビーチ6選
数ある中での石垣島のビーチから石垣島在住スタッフがリピートしている穴場ビーチを紹介します。
多田浜海岸


ビーチに入るところには看板などは出ておらず、観光客の方より地元の人々の散歩やヨガ、中高生のデートスポットにもなっているとか。
ANAインターコンチネンタルホテルのビーチと繋がっているが、多田浜海岸寄りは険しい岩場なども多くより自然を感じられる場所になっています。
ビーチは一見石のようなサンゴが多く、歩くときには注意が必要です。
干潮時は岩場がむき出しになり磯遊びも楽しむことができます。


タイドプールには小さな小魚や貝、ヤドカリなども観察することができ、お子様でも楽しめるビーチになっています。
遊泳は危険となっており、足元はかなり険しい岩場になっているため注意が必要です。
おすすめ時間帯は、磯遊びを楽しむなら干潮時、ヨガや日焼けを楽しむなら日中がおすすめ。
満潮時でもかなり奥行きのあるビーチのためのんびりと寝転んで過ごすことができます。
また、東側に面したビーチのため朝焼けも見ることができます。
この近辺のホテルに宿泊の際は、早起きして行ってみるのも良いかもしれません。


【アクセス・施設】
市街地の真栄里周辺より数十分の場所にあるビーチ
(ANAインターコンチネンタルホテルより車で3分程)
石垣空港方面からお越しの場合、390号線の真栄里(北)信号を右折して直進。
突き当たりに駐車スペース有。
トイレ施設は無し。周辺にマックスバリュー、メイクマンなどの商業施設有。
観音ビーチ


琉球観音埼灯台とフサキリゾートの間にあるビーチで地元の人々がBBQでよく利用する場所でもあります。
階段のような堤防があり、腰かけて海を見ながらのんびりと過ごす時間は格別です。


ビーチの砂はほとんどが枝サンゴが打ちあがったものでできており、砂の粒も大粒で歩くとシャリシャリと気持ちの良い感触です。あまり汚れたくない方にはおすすめ。
遊泳は危険とされており、危険なハブクラゲもいることがあるため注意となっています。
大潮の満潮時はビーチのほとんどが隠れてしまい入れなくなってしまうので時間帯には気を付けたいところ。
また、西側に位置しているため、夕日が絶景です。
フサキリゾートをはじめ、市街地から気軽に夕日を見に行くなら観音ビーチがおすすめです。


【アクセス・設備】
市街地より観音堂線をフサキリゾート方面に進み、唐人墓を超えてすぐを左折(はりはりはうすの手前)
駐車スペースは3台ほど。観音埼灯台にも駐車スペースはありますが、こちらのほうがすぐビーチに出られます。
トイレは唐人墓に隣接しています。トイレの付近に自販機も有。
ナブレの浜


ネットで調べてもあまり出てこない秘境がナブレの浜。地元のサーファーやSUPをする人が利用するビーチです。
なんと言っても断崖絶壁に囲まれた岩場と迷路のような入り組んだ地形がまさに秘密基地。
ポートレート撮影など、のんびり人目を気にせず写真を撮るにはもってこいの場所です。


ビーチにたどり着くまでは獣道を進んでいく必要があり、かなり急こう配な坂になっていますので体力に自信の無い方は避けたほうが良いかも。
またアダンが大量に自生しているのでビーチにたどり着くまでは長袖長ズボンがあると安心です。
暗くなると帰り道が危ないので日中に遊びにいくのがおすすめ。
誰にも邪魔されずダイナミックな地形に囲まれてのんびり過ごすならナブレの浜で。


【アクセス・設備】
市街地より車で30分程の屋良部崎付近。市街地方面から崎枝方面へ79号線で進み、ピースリーイン崎枝の前を左折。
海沿いを走り大崎ビーチを過ぎて3分ほどで歩道が途切れる入口が出てきます。
駐車場やトイレ施設は無し。
バナナビーチ(御神崎灯台下)


市街地より車で35分程の御神埼灯台のすぐ近くにあります。マップには名前は載っておらず通称”バナナビーチ”と呼ばれています。
夕日を見られる観光スポットとして観音埼灯台はとても有名ですが、ネックなのは人混み。
すぐ近くのバナナビーチはあまり知られておらず、かなり広さもあるため穴場のスポットとなっています。


なんと言ってもおすすめなのは夕日が沈む瞬間。
雲がなければ一面オレンジ色に染まる幻想的な景色や天気が良ければグリーンフラッシュを見ることもできます。
このビーチは遊泳禁止となっているため、のんびりとビーチを散策したり景色を楽しむのがおすすめです。https://www.google.com/maps/embed?pb=!1m18!1m12!1m3!1d3565.7232465442476!2d124.0748088149468!3d24.453203084247676!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x345fde79b719c2a5%3A0xdbf90e01b73e5ae7!2z5b6h56We5bSO!5e1!3m2!1sja!2sjp!4v1648965458748!5m2!1sja!2sjp
【アクセス・設備】
御神埼灯台への入口から南側に100m進んだところの脇道を右折。
3台ほどの駐車スペース有。その先を進むとすぐにビーチに出られます。
御神埼灯台にトイレ施設・自販機有。
クリスタルビーチ


市街地から30分程の場所にあり、川平湾と米原ビーチの間に位置したビーチです。
名前の通り、水晶が採れることでも有名です。
山から海へと川の水が流れ込んでおり、真水で海水を洗い流すこともできます。


ただ、行くまでの道のりがかなり急な階段が続くため注意が必要です。
ぐるりと山に囲まれた地形は隠れ家のようでプライベートな時間を過ごすことができます。
市街地から少し離れているせいか、利用者は地元のサーファーやSUPを楽しむ人がほとんど。よくボードを片手に海へ入っていく姿を見かけます。
この場所は離岸流が発生しやすいためシュノーケリングはおすすめできません。
のんびりと水晶探しやゆったりと静かな時間を過ごすのがおすすめです。https://www.google.com/maps/embed?pb=!1m18!1m12!1m3!1d14263.359164059666!2d124.16533302980908!3d24.44908459799187!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x345fe76abd5c8429%3A0x65aaca8973bf4bc7!2z5bGx5Y6f5rW35bK477yI44Kv44Oq44K544K_44Or44OT44O844OB77yJ!5e1!3m2!1sja!2sjp!4v1648965978834!5m2!1sja!2sjp
【アクセス・設備】
市街地より於茂登トンネルを抜け突き当りを左折。79号線を進むと八重山嘉とそばの看板が出てくるので右折。200mほど進むと右側に入口があります。
周辺にトイレや自販機などの設備は無し。
明石ビーチ


市街地より車で40分程の石垣北部のエリアにあるビーチです。
明石ビーチは利用者はほとんど地元の人だけと言っても良いほど。かなりひと気の少ない穴場エリアとなっています。
のんびりとSUPやシュノーケリングを楽しむ姿を見かけますが、監視のない場所になりますので自己責任となっています。


石垣北部のこのエリアはウミガメの産卵地としても有名で、夏のシーズンは運が良ければウミガメが上がった足跡を見ることができるかも。
ウミガメを守るためむやみに夜にビーチに入るのはやめましょう。ツアーへの参加がおすすめです。
ビーチまでの道も歩きやすく分かりやすいため、アクセスの良さもおすすめの理由です。https://www.google.com/maps/embed?pb=!1m18!1m12!1m3!1d3563.2725433027636!2d124.30068381494864!3d24.539656584206302!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x345fee42046fae85%3A0x7558439cd6c46c39!2z5piO55-z44OT44O844OB!5e1!3m2!1sja!2sjp!4v1648966367107!5m2!1sja!2sjp
【アクセス・設備】
市街地より玉取崎展望台方面へ390号線で向かい、明石一本松野菜直売店を目印に右折。そのまま直進し、突き当りを左に曲がったところが入口。
明石一本松野菜直売店にトイレと自販機有。
気になるビーチは見つかりましたか?
個人的には多田浜でマックを食べるのが好きです。
ビーチで見られる&気を付けたい動植物
石垣島のビーチだからこそ見ることができる動植物や気を付けたい生き物を紹介していきます。
アダン


南西諸島に生えている木で完熟するとパイナップルのような実を付ける植物です。
見た目は美味しそうな実に見えますがほとんどが繊維質で味はあまり美味しくはないそうです。
海岸沿いに行くと必ず生えているアダンの気を付けたいところは、鋭い棘の付いた葉っぱ。
低い場所にも生えているため、素足で通るとかなり痛いので注意が必要です。
ハブ


沖縄の毒蛇で有名なハブですが、石垣島にもサキシマハブという種類が存在します。
ハブは夜行性でもしも夜ビーチに行く際は要注意。必ず足元を照らしながら歩きましょう。
サキシマハブは比較的大人しく毒も弱いと言われていますが、嚙まれれば数日間の激痛と患部の壊死が伴うことも。
絶対に近付かないようにしましょう。
オカヤドカリ


ビーチに行くと大小様々なサイズでちょこちょこと動く姿が見られるオカヤドカリ。
海にいるヤドカリと違い、ビーチに棲む天然記念物のヤドカリです。
ビーチに行けばわんさかいるオカヤドカリですが天然記念物に指定されているため持ち帰りはおろかお触りも禁止の生き物です。
見つけたら観察するまでに留めておきましょう。
ウミガメ


石垣島はウミガメの産卵場所として有数のスポットでもあります。
夏のシーズンの夜、ウミガメの産卵が行われますが見る際は必ずツアーへ参加しましょう。
ストレスなどを感じるともうその場所へウミガメが来なくなってしまう可能性もあります。
日中見つけた足跡はとても珍しいものになりますので、ぜひ記念に写真を撮って観察してみてはいかがでしょうか。
どのビーチに行ってもいるオカヤドカリは
ずっと眺めていて飽きない可愛さですよ
ビーチに行く時あると便利なグッズ


ビーチへ遊びに行くときのあると便利なグッズを6つご紹介します。
①日焼け止め


石垣島の紫外線は油断大敵、本州の7倍はあると言われています。
曇っている日でもしっかり焼けてしまうのが石垣島の日差し。
日焼けをしたい方もいっきに夏の日差しで焼くと火傷のようになってしまうこともあるので注意。
②大判のタオル、ブランケットやマット
ビーチチルのお供と言ったら下に敷くものがあると便利。
1枚あるだけで快適さがかなり変わります。
色や柄にこだわれば映える写真もこれ1枚で決まります。
③サングラス


日差しの強さから目を守るならサングラスもあると便利。
また、サングラスはあるだけでおしゃれ度をアップしてくれるアイテムに。
石垣島にもサングラスを売っているお店は多々ありますので、忘れてしまっても現地調達が可能です。
④タンブラー


何よりゴミにならない環境に優しいアイテム。
暑さ対策のために水分補給は必須なのでビーチ遊びに持っていくととても便利です。
⑤スピーカー
ビーチでのんびりした時間を過ごすならスピーカーはあると嬉しいアイテム。
ひと気のないビーチなら多少の音量は気にせず開放的に聴けるのも嬉しいところ。
ぜひ旅行カバンの中に忍ばせるのを忘れずに。
⑥ゴミ袋
ゴミ箱がないため、あると持ち帰るのにかなり重宝します。
ただゴミ袋はカラスに狙われやすいので置きっぱなしにはしないように注意。
まとめ


石垣島在住スタッフがリピートしている穴場のビーチはいかがだったでしょうか。
それぞれのビーチによってかなり雰囲気が違うので、気になったビーチでぜひ素敵な時間を過ごしてもらえたらと思います。
石垣島旅行でぜひ優雅なひとときをお過ごしください。
このコラムを書いた人:しおり(ダイビングスクールあつまるインストラクター)