【初心者必見】ダイビング用ウェットスーツの選び方【徹底解説】

目次

ダイビングの基本的な服装について

ダイビングを楽しむためには、適切な服装が必要です。特に、水中では体温が下がりやすいため、適切な保温性能が必要です。ダイビングスーツは、このような保温性能を提供するために開発された特殊なウエアです。ダイビングスーツにはウエットスーツとドライスーツの2種類があります。

ウエットスーツとドライスーツの違い

ウエットスーツは、素材が伸縮性のあるネオプレンでできており、水をはじいて保温する構造になっています。着用することで水の侵入を防ぎ、身体の温度を保ちます。一方、ドライスーツは完全に防水で、体温を保つための空気をスーツ内に封じ込めることができます。ドライスーツは構造上、高価であり、初心者にはあまりおすすめできませんが、水温が低く、長時間のダイビングをする場合には非常に重宝されます。

スーツの選び方のポイント

スーツの選び方には、自分に合ったサイズや厚み、柔らかさなどの要素があります。スーツがきつすぎたり、ゆるすぎたりすると、保温性能が損なわれるため、きちんとしたフィッティングが必要です。また、水温やダイビングの頻度に合わせてスーツの厚みを選ぶことも重要です。例えば、海水温が20℃以上の場合には3mm以下のスーツが適していますが、水温が15℃以下の場合には7mm以上のスーツが必要です。

スーツ以外に必要な装備

ダイビングスーツ以外に、フィンやマスク、スキンダイブスーツ、グローブ、ブーツなどの装備も必要です。フィンは足を泳がせるためのもので、適切なサイズを選ぶことが大切です。マスクは、視界を確保するためのもので、シリコン素材のものが一般的です。スキンダイブスーツは、水温が高い場合に、保護や保温のために使用されます。グローブやブーツは、手足を保護するために使用

フィンは、手足を保護するために使用されるだけでなく、ダイバーの泳ぎを助けるためにも重要なアイテムです。フィンを選ぶ際には、自分の足に合ったサイズを選ぶことが大切です。フィンが小さすぎる場合、足が痛くなったり、血行が悪くなって疲れやすくなる可能性があります。一方、フィンが大きすぎる場合、泳ぎにくくなります。

また、フィンにはブレードと呼ばれる部分があります。ブレードの形状や硬さによって、泳ぎ方や力の入れ方が変わります。初心者の場合は、柔らかめのブレードが扱いやすく、泳ぎやすいとされています。一方、上級者の場合は、硬めのブレードがより高速で泳げるため好まれます。

フィン以外にも、マスクやスノーケルが必要な装備として挙げられます。マスクは、水中で目を開けるための装備であり、しっかりと顔に密着させることで水漏れを防ぎます。マスクは、シリコン素材のものが一般的で、フレームの形状やレンズの種類など、多様な種類があります。

スノーケルは、水面に浮かびながら呼吸をするための装備で、ダイバーが水中で息をする必要がないときに使います。スノーケルには、バルブがついているものや、シリコン製のマウスピースが付いているものなど、さまざまなタイプがあります。

以上のように、ダイビングに必要な装備は様々ありますが、基本的なものはダイビングスーツ、フィン、マスク、スノーケルです。初めてダイビングをする人は、レンタルできるショップが多いため、自分に合った装備を探すことができます。しかし、長期的にダイビングを続ける場合は、自分に合った装備を揃えることをおすすめします。

ダイビングスーツの選び方について

ダイビングスーツを選ぶ際には、サイズや素材、厚さ、フィッティングなどを考慮する必要があります。これらの要素を正しく選ぶことで、快適なダイビングを楽しむことができます。

サイズの選び方

ダイビングスーツは体に密着するものです。サイズが合わないと水が入り込んだり、動きにくくなったりすることがあります。ダイビングスーツのサイズを選ぶ際には、身長と体重、ウエストと胸囲、ヒップサイズを測定し、メーカーのサイズ表を参考にしましょう。

スーツの素材の選び方

一般的に、ダイビングスーツにはネオプレンという素材が使われます。ネオプレンは柔らかく伸縮性があり、保温性が高いため、ダイビングスーツに適しています。また、ネオプレンに加え、スーツの内側にフリース素材が使われているものもあり、保温性が高まるため、寒い水中でのダイビングには適しています。

スーツの厚さの選び方

水温に合わせて、スーツの厚さを選ぶ必要があります。暖かい水中では、薄手のスーツで問題ありませんが、寒冷な水中では、厚手のスーツを選ぶ必要があります。スーツの厚さは、ミリ単位で表されます。例えば、5mmのスーツは、5ミリメートルの厚みがあるということになります。

スーツのフィッティングのポイント

スーツのフィッティングは、重要なポイントです。ダイビングスーツは、体に密着していなければ保温効果がなくなり、水の中で遊泳する際にも不便な感じがします。スーツが大きすぎると、水の中で空洞ができ、水が入りやすくなります。一方、スーツが小さすぎると、息苦しさや動きにくさが出てしまいます。

スーツのフィッティングを確認するには、次のことを確認してください。まず、スーツの襟周りは首にしっかりと密着しているか確認してください。次に、腕と足の長さを確認してください。スーツが長すぎると、手足の動きが制限されてしまいます。短すぎる場合は、水がスーツに入りやすくなります。

スーツのお手入れ方法について

ダイビングスーツは高価なアイテムであり、長く使うためにも適切なお手入れが必要です。スーツは海水、砂、泥、日焼け止めなどに曝されることが多いため、これらを適切に除去してスーツを清潔に保つことが重要です。ここでは、ダイビングスーツのお手入れ方法について詳しく説明します。

洗い方のポイント

ダイビングスーツを洗う際には、必ず水道水で塩分や砂などを十分に落とします。このとき、スーツ内側と外側の両方をしっかりと洗浄することが重要です。ただし、強い水圧でスーツを洗うのは避け、手洗いを推奨します。洗剤は、中性洗剤または専用のダイビングスーツ用洗剤を使用し、直接スーツに塗らず、水に混ぜて使用します。洗剤をすすぎ残さないように、しっかりと洗い流してください。

乾かし方のポイント

ダイビングスーツを乾かす際には、直射日光の当たらない、風通しの良い場所に吊るして乾かすことが重要です。ただし、スーツを干す際には、洗濯機や乾燥機は使用しないようにしてください。また、スーツを直接ハンガーにかけるのではなく、専用のスーツドライヤーを使用することをおすすめします。スーツが完全に乾くまで時間がかかる場合があるため、あらかじめ十分な時間をとって乾燥させるようにしましょう。

保管方法のポイント

ダイビングスーツを保管する際には、直射日光や高温多湿を避け、風通しの良い場所に保管することが重要です。また、スーツを畳んでしまうと、シワがついたり、劣化しやすくなるため、できるだけスーツをたたまずに吊るして保管するようにしましょう。スーツには、プラスチック製の専用ハンガーを使用することが推奨されています。保管する前にスーツを完全に乾燥させてから保管するようにしましょう。

ダイビングスーツのメンテナンスについて

ダメージがあった場合の対処法

ダイビングスーツには、擦れや摩擦、引っ掛けなどによるダメージがつきやすく、それが無視されると次第に大きな穴や破れにつながり、最終的にはスーツの寿命を縮めることになります。万が一ダメージが生じた場合には、修理を検討する必要があります。小さな穴であれば、専用の接着剤を使って修理することも可能です。ただし、大きなダメージや破れの場合には、専門家による修理が必要になることがあります。また、ダメージを放置するとカビや菌が発生することがあるので、早めの対処が大切です。

スーツの修理方法

スーツの修理方法は、ダメージの大きさや箇所によって異なります。小さな穴であれば、専用の接着剤を使用して修理することができます。専用のパッチ材料を穴の周りに貼り付け、そこに接着剤を塗って固定する方法が一般的です。ただし、大きなダメージや破れの場合には、専門家による修理が必要になることがあります。修理を行う前に、自分で行うことができる範囲を判断し、修理方法を見極めることが大切です。

スーツの交換時期の目安

ダイビングスーツは、正しく手入れされれば何年も使用することができます。しかし、長年使用したスーツは、ダメージが蓄積され、保温性能やフィット感が低下することがあります。スーツが古くなり、劣化が進んでいる場合には、交換する必要があります。スーツの交換時期は、使用頻度や手入れの仕方、保管状態などによって異なりますが、一般的には3〜5年程度とされています。また、スーツの生地にヒビ割れや色あせが見られる場合には、交換のタイミングを見極める必要があります。ダイビングスーツは、快適なダイビングを行うために欠かせない重要なアイテムです。適切な手入れとメンテナンスを行い、

ダイビングスーツの種類について

ダイビングスーツには、目的や使用環境によって様々な種類があります。ここでは、代表的なダイビングスーツの種類について解説します。

フルスーツについて

フルスーツは、首から足首までを覆う全身タイプのスーツです。水温が低い場所でのダイビングに向いており、スーツの厚さが5mm以上のものが多く用いられます。また、ウエットスーツと呼ばれることが多く、一般的に手足にもフィットするように設計されています。

シーガルスーツについて

シーガルスーツは、胴体部分のみを覆うタイプのスーツです。水温が高めの場所でのダイビングや、スノーケリングに向いているとされています。スーツの素材には、薄くて軽いネオプレン素材が使われ、スーツの厚さも薄くなっています。

ショートスーツについて

ショートスーツは、胴体部分と腕・足を覆うタイプのスーツです。水温が温かい場所でのダイビングや、サーフィンに向いているとされています。フルスーツよりも薄く軽い素材を使っているため、動きやすく、暑さも軽減できます。

その他の種類について

その他にも、水中狩猟用のスーツや、深海潜水用のスーツなど、様々な種類があります。それぞれのスーツは、使用環境や目的に応じて選ぶことが重要です。

ダイビングスーツは、スキューバダイビングに欠かせない装備の1つです。自分に合った種類のスーツを選び、快適で安全なダイビングを楽しみましょう。

よくあるダイビングスーツに関する質問について

ダイビングスーツは快適にダイビングを行うために不可欠な装備の一つですが、着用中に違和感を感じる場合があるかもしれません。以下では、よくあるダイビングスーツに関する質問についてまとめてみました。

スーツがきつい場合の対処法

スーツがきついと感じる場合は、まずサイズを確認してみましょう。スーツが小さすぎる場合や、自分の体型に合わないサイズを選んでしまった場合は、違和感を感じることがあります。また、フィッティングが悪い場合もスーツがきつく感じる原因になります。そのため、しっかりとフィッティングを確認し、サイズが合っている場合は伸縮性のある素材でできたスーツを選ぶのがおすすめです。

スーツが脱げにくい場合の対処法

スーツが脱げにくい場合は、サイズが大きすぎる可能性があります。スーツは体に密着するように着用する必要がありますが、大きすぎる場合は余分な空気が入ってしまい、浮力が増してしまいます。そのため、サイズを確認し、自分の体型に合ったサイズを選ぶことが大切です。また、スーツの下に着用する下着や水着も選び方によってはスーツの脱ぎ着に影響を与えることがあります。

スーツの中で寒い場合の対処法

スーツの中で寒いと感じる場合は、スーツの厚さを見直す必要があります。特に冷たい海域では、厚手のスーツを選ぶことがおすすめです。また、スーツの下に着用する保温性の高いウェットスーツや中わた入りのジャケット、帽子や手袋などのアクセサリーを使用することで保温性を高めることができます。

スーツの中で暑い場合の対処法
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この記事を書いた人

まったりのんびりとした性格で、ダイビングも同じくまったりのんびりが信条です。初心者の方や体験ダイビングの方も一緒にまったりのんびりダイビングを楽しみましょう~(∩´∀`)∩

普段は海づくしの生活ですが、休みの日は美味しいお店を求めて石垣島をふらふら~♪ 特に甘い物には目がないので、ご飯を食べた後は必ずデザート!おかげで順調にお腹が育って来ているのが最近の悩みです(´;ω;`)

★PADIインストラクター、小型船舶免許1級、潜水士

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