石垣島でダイビングするならいつがいいのかな?
ダイビングではどんな生き物が見られるのかな?
今回は、石垣島のダイビングのシーズンごとの特徴や見られる生き物たちなどを詳しく紹介します!
- 石垣島のダイビングシーズンごとの特徴とそれぞれの季節で見られる海洋生物
- 時期別の平均気温と水温
- 各シーズンにダイビングを楽しむための注意点と対策
- ダイビング後に訪れると良い石垣島のおすすめスポット
この記事を書いた人🙋(ガイド歴17年 PADI インストラクター)
「マリンサービスサンフィッシュ石垣島」を運営する私「浜 佑介」は、石垣島や沖縄の様々な情報に精通しています。
- 石垣島と宮古島でマリン会社経営
- ガイド歴17年 PADI インストラクター
- 初心者のガイド累計10000人以上!
- ㈱アソビュー「コロナの集客減を乗り越えた」インタビュー
- Diving Web Guide「インタビュー記事」
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石垣島のダイビングシーズンの時期別の特徴を解説
ここからは石垣島のダイビングシーズンを春、夏、秋、冬の時期別に分けて、シーズンごとの特徴や見られる生き物について詳しく解説していきます。
各シーズンの魅力を知ることで、自分に最適なダイビングの時期を見つけられるはず。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
春(3月~5月)のダイビングは生き物たちの産卵が見どころ
春は、石垣島でのダイビングを楽しむのに最適なシーズンです。
この時期は海の透明度が高く、穏やかな海のため、初心者からベテランまで幅広いダイバーにおすすめです。
平均気温と水温は以下の通りで、穏やかで快適に過ごすことができるでしょう。
日平均 | 日最高 | 日最低 | 平均水温 | |
3月 | 21.5 | 24.4 | 19.1 | 23.9 |
4月 | 23.7 | 26.4 | 21.5 | 25.1 |
5月 | 25.6 | 28.3 | 23.7 | 26.0 |
春の石垣島では、多くの海の生き物が新たな命を迎え、ダイビング中に幼魚や産卵行動を観察できます。
特に、コブシメやサンゴの産卵が見どころです。
5月は1年に1回しかないサンゴの一斉産卵を間近で見られるチャンスですよ!
3〜5月に見られる生き物は以下のようなものがあります。
生物名 | 特徴 |
コブシメの産卵 | 大型のイカの仲間であり、春になると浅瀬で産卵を行う 産卵時には複数のコブシメが集まり、卵を産み付ける姿が見られる |
サンゴの産卵 | 一斉に産卵する光景が特徴 夜間に行われ、サンゴの卵が海中に放出される様子は幻想的 特に5月に見られることが多い |
ウミガメ | 穏やかな性格で、サンゴ礁や浅瀬でよく見られる 食事や休息のために海底にいることが多い |
ガレ場のエビ | ガレ場(石やサンゴの破片が積み重なった場所)に生息するエビ 夜行性であり、サンゴ礁の隙間や岩陰に隠れている |
ナカモトイロワケハゼ | 小型のハゼであり、鮮やかな色彩が特徴 サンゴの隙間に生息し、よく擬態して身を守る |
春の石垣島でのダイビングは、海の美しさを存分に楽しみ、豊かな海の生命と触れ合う貴重な体験ができる季節として、多くのダイバーに愛されています。
夏(6月~8月)はダイビングを長い時間楽しめるベストシーズン!
夏は、石垣島でのダイビングを楽しむのに最も人気のあるシーズンです。
この時期は日照時間が長いため、ダイビングを存分に楽しむことができます。
石垣島の梅雨は、例年5月中旬からです。
しかし、石垣島の雨は長く続くのではなく、急激な雨風が来て短時間で止むスコールが多いため、梅雨の時期でも本土より晴れの日が多いことが特徴です。
6月の下旬頃に梅雨が明けると、1週間から10日程度、カーチバイという季節風が吹くそうです。
それから気温・水温ともにぐんぐん上がり、夏のダイビングベストシーズンを迎えます。
6〜8月の平均気温と水温は以下の通りです。
日平均 | 日最高 | 日最低 | 平均水温 | |
6月 | 27.9 | 30.2 | 26.3 | 27.7 |
7月 | 30 | 32.8 | 28 | 29.7 |
8月 | 29.7 | 32.5 | 27.7 | 29.8 |
晴れの日が多いと、視界が非常に良いため、美しいサンゴ礁や豊かな海洋生物を堪能できます。
夏の石垣島で見られる生き物は、例えば以下のようなものがあります。
生物名 | 特徴 |
マンタ | 大型で優雅な泳ぎをするエイの仲間 広い胸びれが特徴 クリーニングステーションで他の魚に体を掃除してもらう姿が見られる |
ダルマハゼ | 小型でカラフルな魚 主にサンゴの隙間に生息し、擬態して身を守る |
スズメダイ | 鮮やかな色彩が特徴の小型の熱帯魚 群れで泳ぐ姿が美しい 特にサンゴ礁周辺でよく見られる |
キンメモドキ | 透明な体が特徴の小型魚 群れを成して泳ぎ、光に反射してキラキラと輝く姿が美しい |
カンザシヤドカリ | サンゴや岩の隙間に生息する小型のヤドカリ カラフルな触角が特徴 |
夏の時期の石垣島は、真夏の陽気と暖かな海水がダイビングに最適な環境と言えるでしょう。
夏の石垣島でのダイビングは、青い海と豊かな海洋生物との出会いを最大限に楽しむことができるシーズンです。
初心者から上級者まで、多くのダイバーがこの季節を楽しみに訪れています。
秋(9月~11月)のダイビングはマンタとの遭遇がピーク
秋は台風シーズンが終わり、海が安定してくる季節です。
夏の暑さが和らぎ、涼しい気候の中で快適にダイビングを楽しむことができます。
秋の気温と水温は以下の通りです。
日平均 | 日最高 | 日最低 | 平均水温 | |
9月 | 28.9 | 32.1 | 26.4 | 29.5 |
10月 | 26.8 | 29.6 | 24.9 | 28.2 |
11月 | 23.9 | 27.2 | 21.6 | 27.3 |
秋の石垣島は夏ほど観光客が多くないため、比較的静かで落ち着いたダイビングを楽しむことができます。
また、この時期はマンタシーズンのピークであり、高い確率でマンタとの遭遇が期待できます。
さらに、秋はウミガメや大型の回遊魚も活発に見られる季節です!
生物名 | 特徴 |
マンタ | お盆過ぎからがベストシーズンであり、クリーニングステーションでの遭遇率が高い 優雅な泳ぎと大きな胸びれが特徴 |
スズメダイ | 種類が豊富で、特にマルスズメダイ、セレグロスズメダイ、モンススズメダイが見られる 群れで泳ぐ姿が美しい |
ウミガメ | サンゴ礁や浅瀬でよく見られ、穏やかな性格で食事や休息のために海底にいることが多い |
クマノミ | カラフルで愛らしい姿が人気 イソギンチャクと共生し、観察しやすい |
ツバメウオ | 群れで泳ぎ、円形の体と黒い縁取りが特徴 特に透明度の高い場所でよく見られる |
イソマグロ | 大型の回遊魚で、力強い泳ぎが特徴 深場のダイビングポイントでよく見られる |
秋の石垣島でのダイビングは、静かで落ち着いた環境の中で、豊かな海洋生物との出会いを楽しむことができる絶好のシーズンです。
特にマンタやウミガメを間近で観察したいダイバーにとって、この季節はとても魅力的です。
冬(12月~2月)のダイビングは透明度の高い静かな海が魅力
冬の石垣島は、他の季節に比べて観光客が少なく、静かでリラックスしたダイビングを楽しめます。
冬の気候と水温は、石垣島ならではの暖かさが魅力です。
この時期の石垣島は、本土に比べて比較的温かく、冬でも快適にダイビングを楽しむことができます。
日平均 | 日最高 | 日最低 | 平均水温 | |
12月 | 20.9 | 23.5 | 18.8 | 25.8 |
1月 | 18.9 | 21.7 | 16.5 | 23.3 |
2月 | 20.1 | 22.7 | 17.8 | 23.2 |
冬の海の魅力は、透明度が非常に高く、クリアな視界である点です。
この時期は北風が強くなることがあるため、ダイビングスポットが限られることもありますが、その分静かでプライベート感のあるダイビングが楽しめます。
また、冬はマンタの遭遇率が低くなりますが、小さなマクロ生物の観察には最適なシーズンです。
冬の石垣島では、多くのマクロ生物やウミガメが観察できます。特に以下の生き物を見ることができます。
生物名 | 特徴 |
モエギハゼ | 小型のハゼで、鮮やかな緑色が特徴 砂地やサンゴの隙間に生息し、擬態して身を守る 浅瀬でも見られる |
ウミウシ | カラフルで多様な形状が特徴の軟体動物 サンゴや岩の表面に生息し、種類が豊富 浅瀬でも観察しやすい |
イソギンチャクエビ | イソギンチャクに共生し、透明な体と白い斑点が特徴 浅瀬のイソギンチャク周辺でよく見られる |
冬の石垣島でのダイビングは、静かで透明度の高い海で、マクロ生物との出会いを楽しむことができるシーズンです。
観光客が少ないこの時期は、リラックスした環境で静かで神秘的な世界を満喫でき、ダイビングの新たな魅力を発見できる季節と言えるでしょう。
石垣島ダイビングの魅力3選|シーズン以外もおすすめ
石垣島のダイビングは、季節を問わず楽しめる魅力があります。
それぞれ3つの魅力を見ていきましょう。
マンタ、ウミガメとの出会い
石垣島のダイビングで最も魅力的なのは、マンタやウミガメに出会えることです。
マンタとの遭遇率が最も高いのは、秋(9月〜11月)です。
この時期はマンタの行動範囲が広がり、ダイビングスポットで頻繁に見られます。
一方、ウミガメは年間を通じて比較的高い確率で出会うことができますが、特に春(3月〜5月)や夏(6月〜8月)にかけては活発に行動しています。
マンタはクリーニングステーションと呼ばれる場所で他の魚に体を掃除してもらうために集まります。
クリーニングステーションでは、マンタがゆっくりと旋回する姿をじっくりと観察できます。
ウミガメと出会える場所はどこ?
ウミガメは、浅瀬のサンゴ礁や海藻が豊富なエリアでよく見られます。
彼らが海藻を食べる姿や、優雅に泳ぐ様子を間近で楽しむことができます。
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サンゴ礁の美しさ
石垣島のサンゴ礁は、その美しさと多様性で知られています。
四季折々の変化を楽しむことができるのも、石垣島ダイビングの大きな魅力の一つです。
春には、サンゴが産卵する光景が見られます。
一度に数え切れないほどのサンゴの卵が海中に放出される壮大な光景は、忘れられない思い出になるでしょう。
夏は、サンゴが最も鮮やかに色づく季節です。色とりどりのサンゴとともに泳ぐ熱帯魚の群れは、まさに海の楽園です。
秋には、サンゴ礁が成熟し、その複雑な構造が一層際立ちます。
冬は、海の透明度が高くなり、サンゴをじっくりと観察できます。
海の透明度が高い
石垣島の海は、透明度の高さで有名です。
季節ごとに異なる海の表情を楽しむことができるのも、石垣島ダイビングの魅力の一つです。
春と秋は、海の透明度が特に高い時期ですよ!
視界が良いため、遠くまで見渡すことができ、美しいサンゴ礁や海洋生物を存分に楽しむことができます。
夏は、海水温が高くなり、透明度が少し低下することがありますが、それでも石垣島の海は他の地域と比べてもとてもクリアです。
冬は、北風の影響で海の様子が変わりやすいものの、透明度は高いままです。
透明度の高い海でおすすめのダイビングスポットには、マンタスクランブル、川平湾、竹富島などがあります。
上記のスポットでは美しいサンゴ礁と多様な海洋生物を観察することができ、初心者から上級者まで楽しむことができるでしょう。
ダイビングの注意点
ダイビングを楽しむためには、注意点も知っておくことが重要です。
石垣島の美しい海を安全に楽しむために、以下のポイントを押さえておきましょう。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
天候や海況を常にチェックしておく
ダイビングを計画する際には、天候と海況を確認することが欠かせません。
特に石垣島は、季節によって海況が大きく変わるため、事前に情報を収集しておくことが重要です。
天気はもちろん、風の強さや方向、降水確率もチェックすることが大切。
強風や雨が予想される場合は、無理をせず、ダイビングを延期することも検討しましょう。
海況の確認には、現地のダイビングショップやマリンスポーツ施設の情報を活用します。
これらの施設は、日々の海況を詳しく把握しています。また、海況情報を提供する専門サイトも活用すると良いでしょう。
波の高さや潮流、視界の良さなどを確認し、最適なダイビングスポットを選ぶことが大切です。
緊急時の対応を確認しておく
ダイビング中に緊急事態が発生した場合、できるだけ早く対応することが求められます。
たとえば、ダイビング中に異常を感じた場合は、すぐに浮上して安全な場所に移動します。
耳の痛みや呼吸の異常を感じた場合は、無理をせずに即座に海から上がるのが大切だよね。
浮上後も異常が続く場合は、医療機関を受診することが必要です。
また、バディシステムを徹底し、常にパートナーとコミュニケーションを取りながらダイビングを行うことで、緊急時の対応がスムーズになります。
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石垣島ダイビング後に楽しめるスポット4つ
ダイビングを楽しんだ後も、石垣島には魅力的なスポットがたくさんあります。
ここでは4つのスポットを紹介します。
アフターダイビングの時間を充実させるために、ぜひ訪れてみてください。
川平湾
川平湾は、石垣島で最も美しいビーチの一つとして知られています。
エメラルドグリーンの海と白い砂浜が広がり、まるで絵画のような景色が楽しめます。
グラスボートに乗って海中のサンゴや魚を観察するのもおすすめです。ダイビングの後にリラックスしながら、自然の美しさを堪能できます。
住所 | 沖縄県石垣市川平934 |
営業時間 | 24時間 |
電話番号 | 記載なし |
駐車場 | 川平公園第一(52台)・第二駐車場(32台):1時間200円、以降1時間ごとに100円 |
石垣やいま村
石垣やいま村は、石垣島の伝統文化や自然を体験できる施設です。
琉球衣装を着て写真を撮ったり、伝統的な沖縄の家屋を見学したりできます。
また、敷地内には亜熱帯植物が生い茂り、リラックスした時間を過ごすことが可能。
ダイビング後のゆったりとした時間に最適です。
住所 | 沖縄県石垣市名蔵967-1 |
営業時間 | 9:00~17:00(年中無休) |
電話番号 | 0980-82-8798 |
駐車場 | 無料駐車場あり |
ユーグレナモール
ユーグレナモールは、石垣市の中心部に位置するショッピングモールです。
地元の特産品やお土産、沖縄料理を楽しむことができます。
ダイビング後に立ち寄って、地元の味を堪能したり、お土産を探したりするのも良いでしょう。
特に、石垣牛や泡盛はお土産として人気ですよ!
住所 | 沖縄県石垣市大川245 |
営業時間 | 10:00~19:00(店舗により異なる) |
電話番号 | 記載なし |
駐車場 | なし(周辺の有料駐車場を利用) |
平久保崎灯台
平久保崎灯台は、石垣島の最北端に位置し、壮大な景色が広がるスポットです。
灯台からの眺望は圧巻で、晴れた日には遠くの島々まで見渡せます。
ダイビング後の夕方に訪れると、美しい夕陽を楽しむことができます。
住所 | 沖縄県石垣市平久保234-3 |
営業時間 | 24時間 |
電話番号 | 0980-82-9911 |
駐車場 | 無料駐車場あり |
ダイビングの後も石垣島は魅力的なスポットがたくさんあります。
ダイビングの余韻に浸りながら、石垣島の美しさをさらに満喫することができるはずです。
まとめ
石垣島は一年中ダイビングを楽しめる魅力的な場所です。
春は透明度が高く、多くの海洋生物の産卵が見どころ。夏は透明度の高いクリアな海で、サンゴ礁や豊かな海洋生物を存分に満喫できます。
秋は台風シーズンが終わり、海が安定しマンタのピークが到来。
冬は観光客が少なく、静かでリラックスしたダイビングができ、透明度が高いため小型生物の観察ができます。
石垣島でのダイビングは四季それぞれのよさを楽しむことができるでしょう。
自分に最適なシーズンを見つけて、石垣島の海を存分に楽しんでくださいね!
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