シュノーケリングは、美しい海の世界を楽しむための人気のアクティビティです。
PADIシュノーケルガイド資格は、シュノーケリングのスキルと知識を活かして、海の素晴らしさを伝えたい方に最適な資格です。
また、シュノーケリング関連の仕事をする際には必要な資格となっています。
この記事では、PADIシュノーケルガイド資格の取得方法や、資格取得後のキャリアについて詳しく解説します。
「マリンサービスサンフィッシュ石垣島」を運営する私「浜 佑介」は、石垣島歴16年のダイビングインストラクターです。
ダイビング、シュノーケリングの知識だけでなく、石垣島や沖縄の様々な情報に精通しています。

- 年間300日以上石垣島の海を案内しています
- 石垣島ガイド歴16年 PADI インストラクター
- 初心者のガイド累計10000人以上!
- 石垣島初の初心者専門マリンサービス経営
PADIシュノーケルガイド資格とは?
PADIシュノーケルガイド資格の概要

PADIシュノーケルガイド資格は、シュノーケリングの技術と知識を活用して、グループを案内するための専門的な資格です。
資格取得者は、ダイビングショップやリゾート施設でシュノーケリングツアーを提供することができます。
2020年に新設された資格で、資格取得者はまだまだ少ないのが現状です。
ただ、水上安全条例の改正によりシュノーケリングツアーを行うガイドにも資格取得が必要になりました。
PADIシュノーケルガイド以外にもOMSBが発行するシュノーケルガイドなど、公安委員会が認めた資格を取得していなければガイドを行うことはできなくなりました。

新設資格だけど、取得してる人はいるの?



かなり多いです!他の団体よりもPADIはお店が多いので、講習の開催頻度が圧倒的に高いです。
少ない団体では年に数回ですが、PADIなら申し込めば開催してくれるので、取得のしやすさはNo1です。
シュノーケルガイドとダイビングガイドの違い


シュノーケルガイドは、シュノーケリングに特化した案内を行います。
一方、ダイビングガイドは、スキューバダイビングに特化した案内を行う資格です。
シュノーケルガイドは、水中での浅いエリアの案内に焦点を当てていますが、ダイビングガイドは、深い水域でのダイビング案内が可能です。
ダイビングガイドはダイブマスター、インストラクターなどの資格が必要になります。
この資格はシュノーケリングツアーも開催が可能です。
逆にシュノーケルガイドはダイビングツアーの開催はできません。
ダイビングのガイドもしたい人にはダイブマスターの資格がおすすめですが、取得までにかなり時間とお金が必要になります。
資格取得の対象者


PADIシュノーケルガイド資格は、将来的にダイビングショップやマリンサービスで働きたいと考えている人に適しています。
基礎的な知識だけでなく、シュノーケリングの安全性をさらに高めたい人にもオススメです。
資格取得の手順と要件
取得に必要な年齢や経験
- 18歳以上(ダイバー・ノンダイバー問わず)
- 過去24か月以内にEFR一次二次ケア(または相応資格)
- 耳や呼吸器系、循環器系に異常がなく健康であること
資格の取得はダイビングのプロ資格に比べて、かなりハードルの低い部類になります。
18歳以上でEFR(心肺蘇生法など)を受けていれば資格の取得が可能です。
EFRは同時に取得も可能なので、シュノーケルガイド講習を受けながらでも問題ありません。
※以下の方はEFRが免除されます
・医療従事者の方:医師、歯科医師、看護師、救急救命士
・消防庁8時間講習修了者(修了してから2年以内)
シュノーケルガイドコースの内容
シュノーケルガイドコースでは、シュノーケリングの基本技術、海洋環境に関する知識、グループの管理やリスク対策、緊急時の対応方法などが学べます。
また、顧客サービスやリーダーシップスキルについても学ぶことができます。
知識開発
- PADIスノーケルガイドの役割と責任
- スノーケル体験の計画と実施
- スノーケリング器材
- 環境への配慮
- 救急医療と安全性に関する考慮事項
スタミナ評価と開発
- 15分立ち泳ぎ
- 800mスノーケルスイム
シュノーケリングスキル
スキンダイビング・スキル
- 垂直潜行
- 25m水平潜水など
実践的ワークショップ
- ブリーフィングの実施
- スノーケルツアーの計画と実施
実技研修の内容と試験
実技研修では、実際のシュノーケリングツアーをシミュレーションして、グループの管理やリスク対策を実践します。
また、緊急時の対応方法や救命手順の練習も行われます。
試験では、理論と実技の両方の評価が行われ、合格することで資格が取得できます。
資格取得にかかる時間と費用
シュノーケリングガイドコースと実技研修の期間
シュノーケルガイドコースの期間は、通常2日から3日かかります。実技研修は、コース終了後に行われ、1日から2日の期間が必要です。
資格取得の費用
シュノーケルガイドコースの費用は、通常3万円から5万円程度です。
実技研修の費用は、1万円から2万円程度かかります。この費用には、教材費や試験費用も含まれます。
費用を抑える方法
資格取得費用を抑える方法として、グループ割引や早割などの特典があるダイビングショップを利用することが考えられます。
また、オフシーズンにコースを受講することで、費用を抑えることができる場合もあります。
Q&A
- シュノーケルガイドの具体的な仕事内容は?
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シュノーケルガイドは、顧客の安全を確保しながら、シュノーケリングツアーを提供します。
また、海洋生物や海洋環境に関する説明を行い、顧客に楽しい体験を提供します。
- 資格取得後にすぐに仕事が見つかるか?
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資格取得後、すぐに仕事が見つかるかどうかは、個々の状況や地域の需要によります。
しかし、シュノーケルガイドの資格があれば、ダイビングショップやリゾート施設での就職機会が広がります。
- シュノーケリングガイドの収入は?
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シュノーケルガイドの収入は、勤務地や経験によって異なります。
また、フリーランスとして働くことも可能で、その場合は、個々のスキルやネットワークによって収入が変わります。
- シュノーケルガイド資格を持っていると、他の資格取得に有利か?
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シュノーケルガイド資格を持っていると、ダイビングインストラクターなどの他の資格取得に有利な場合があります。
シュノーケルガイド資格取得者は、基本的なリーダーシップスキルや顧客対応能力を身に付けているため、他の資格取得に向けてスムーズに移行できる可能性が高いです。
- 資格が無効になることはある?
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資格が無効になることは、一般的にはありません。
ただし、PADIの規定に違反した場合や、長期間活動を行っていない場合は、資格の更新が必要となることがあります。
まとめ
PADIシュノーケルガイド資格は、シュノーケリング経験者がダイビングショップやマリンサービスで働くための重要なステップです。
資格取得には、一定の時間と費用がかかりますが、その投資を通じて、新たなキャリアパスが開かれることでしょう。
この記事で紹介した情報を参考に、あなたもPADIシュノーケリングガイド資格の取得に挑戦してみてください。