【石垣島】ウミガメシュノーケリング完全ガイド|遭遇率90%の秘密・出会えるスポット・マナーまで徹底解説

ウミガメに会える石垣島のシュノーケリングポイントを調査しました

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石垣島の海といえばウミガメ、というくらい「ウミガメに会いたくて石垣島を選んだ」という方は本当に多いです。

ウミガメって、本当に高い確率で会えるの?

泳ぎが苦手でもウミガメの近くまで行ける?

結論から言うと、100%の保証はできませんが、遭遇率90%以上という高い確率でウミガメと出会えています。

これは決して大げさな宣伝文句ではなく、ガイド歴19年、長年同じポイントに通い続けてきた実績の数字です。

この記事でわかること
  • 石垣島でウミガメに会える確率と、その根拠
  • 石垣島に生息するウミガメの種類と生態
  • ウミガメシュノーケリングが楽しめるスポット
  • 泳げない人でもウミガメに会える方法
  • ウミガメと出会ったときに守ってほしいマナー
目次

石垣島でウミガメに会える確率は本当に高いのか

石垣島の海を泳ぐウミガメ

ガイド歴19年の経験値が支える遭遇率

石垣島でのウミガメの遭遇率は約90%

多いときは1回のツアーで5匹以上のウミガメと泳げることもあります。

19年間同じポイントに通っていると、「あの岩陰にいつも寝ているあの子」「最近このエリアで見かける若いウミガメ」というふうに、個体の特徴や行動パターンが少しずつ分かってきます。

天候・潮の流れ・季節を組み合わせて、その日どのポイントに行けばウミガメに会える可能性が高いかを判断しているので、この数字にはガイドの経験値が大きく関わっています。

ただし相手は自然の生き物なので、100%の保証はできません。

当日の海況によっては、ウミガメとマンタどちらのポイントに行くかを船長がその場で判断する場合もあります。

ショップによっては「遭遇率99%」「5年連続100%達成」といった表記を見かけることもありますが、ウミガメが野生の生き物である以上、100%をうたうこと自体に慎重であるべきだと考えています。

数字の高さよりも、その数字がどんな根拠に基づいているかで選んでほしいです。

石垣島がウミガメの重要な産卵地であること

石垣島はアオウミガメとタイマイにとって、国内でも有数の産卵地になっています。

産卵のために毎年同じ海域に戻ってくる習性があり、周辺には餌となる海藻・海草も豊富なため、一年を通してウミガメが定着しやすい環境が揃っています。

この「石垣島に住み着いている個体が多い」という背景こそが、高い遭遇率を支えている理由です。

石垣島に生息するウミガメの種類

日本には5種類のウミガメが生息しているといわれていますが、石垣島で出会えるのは次の3種類です。

スクロールできます
アオウミガメアカウミガメタイマイ
甲羅の色緑〜茶褐色赤茶色茶色(鱗状の模様)
大きさ中型(80〜120cm)大型(90〜120cm)小〜中型(70〜90cm)
頭の形小さく丸い大きく幅広いくちばし状に尖っている
主食海藻・海草魚・甲殻類・クラゲ海綿動物・甲殻類
性格穏やか・人馴れしやすい警戒心が強いやや警戒心あり
遭遇率◎ 最高(会えるウミガメの約9割)△ 低い(沖合にいるためほぼ会えない)△ まれ

アオウミガメ

石垣島で最もよく見かけるアオウミガメ

石垣島で最もよく見かけるのがアオウミガメで、シュノーケリングで出会うウミガメの約9割を占めます。

ほかの2種に比べて丸い頭が小さく、1番優しい顔をしています。

映画『ファインディング・ニモ』に出てくるカメの「クラッシュ」と同じ種類といえば、イメージしやすいでしょうか。

名前の由来は甲羅の色ではなく、体内の脂肪が青や緑をしていることから。

主食は海藻で、噛む力があまり必要ないため小顔で優しい顔つきになったといわれています。

アカウミガメ

石垣島のアカウミガメ

アオウミガメに比べて頭が大きく、甲羅や顎が頑丈なのが特徴です。

甲羅や目の周りがギザギザで、目の上の鱗は5枚の花びらのような形をしています。

顎がかなり発達していて、エビやカニなどの甲殻類を殻ごと食べてしまいます。

顔や体格の厳つさから「ガメラ」と呼ばれることも。

アカウミガメは行動範囲が広く沖合にいる場合が多いので、シュノーケリングで見ることはほとんどありません

1年中海に潜っているダイバーでも、1〜2回会えるかどうかというレア度です。

タイマイ

尖った口が特徴の石垣島のタイマイ

ワシのくちばしに似た尖った口が特徴のタイマイ。

その姿から、英名はタカのくちばしという意味で「Hawksbill」と呼ばれています。

サンゴの隙間に生えている海綿動物などが大好物で、細いところに口を突っ込んでバリバリと食べる姿を見られることもあります。

甲羅は「べっこう細工」の原料として使われていた歴史があり、そのために数が激減したといわれています。

石垣島でも出会えますが、アオウミガメほど頻繁ではありません。

ウミガメの生態を知っておくともっと楽しめる

呼吸のタイミングは1匹ごとに違う

呼吸のため水面へ上がってくるアオウミガメ
呼吸のために水面へ上がってくる瞬間

ウミガメは、トカゲやワニと同じ肺呼吸の爬虫類なので、定期的に水面まで上がって息継ぎをする必要があります。

ただ、その間隔は個体によってかなり差があります。

20分ほどで上がってくる子もいれば、そのままお昼寝をしてしまって1時間近く上がってこない子もいます。

シュノーケリングで見に行ったタイミングでちょうどふわっと上がってきてくれることもあれば、ちょうど呼吸を終えた直後で、次に上がってくるまで時間がかかってしまうこともあります。

はまちゃん

だからこそ、ウミガメが休憩している場所をいくつか把握しておいて、そのポイントを回りながらより近くで見られる場所へご案内するというスタイルをとっています。

石垣島の砂浜は産卵の場所でもある

ウミガメは2〜4年に1度のペースで産卵し、1回に100個以上の卵を産みます。

ただし条件が整わないと発育の途中で死んでしまうこともあり、無事に海へたどり着ける子はごくわずかです。

石垣島の砂浜が産卵の場所になっているということは、それだけこの海がウミガメにとって暮らしやすいということ。

「この島で生まれて、この海に戻ってくる」という背景を知っていると、目の前を泳ぐウミガメの見え方も少し変わってきます。

生まれてから沿岸に戻ってくるまで

生まれたばかりのウミガメは人間の手のひらサイズほどしかなく、砂浜から海に入ると沖へ出て、しばらくは漂流物と一緒に漂いながら育つといわれています。

ある程度成長すると、シュノーケリングやダイビングで出会うような浅瀬の沿岸部まで戻ってきて、そこで生活するようになります。

石垣島で出会うウミガメの多くは、そうやって育ってきた個体です。

泳ぐことに特化した体のつくり

水面を泳ぐウミガメを下から見上げた様子。オール状の前足がよく分かる

ウミガメの前足はオール状に平たく進化していて、力強く水をかいて泳ぐのに適した形をしています。

手足も甲羅から横に向かって生えているため、スイスイと泳ぐことができます。

ちなみにリクガメは泳ぐことがほとんどないため、手足が甲羅から真下に向かって伸びています。

陸上ではぎこちない動きになるウミガメも、水中では驚くほどなめらかに移動します。

実は絶滅危惧種に指定されている

石垣島で当たり前のように出会えるウミガメですが、世界的には絶滅危惧種に指定されている貴重な生き物でもあります。

タイマイの甲羅が装飾品の材料として乱獲された歴史があるように、人間の活動によって数を減らしてきた背景があります。

だからこそ、後述するマナーを守って見守ることが大切になります。

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石垣島でウミガメに出会いやすい時期はある?

石垣島の海とウミガメ

ウミガメに会える確率が高い時期は?

季節を問わず遭遇率は大きく変わらない

石垣島に住み着いている個体が多いため、ウミガメの遭遇率は夏でも冬でも大きく変わりません

「この時期を逃したら会えない」というシビアさはないので、旅行のタイミングをウミガメ目的で無理に絞り込む必要はありません。

狙うなら風向きが「南東から北東」の日

遭遇率そのものは季節を問わず安定していますが、海況によって行けるポイントが限られる日はあります。

ウミガメの遭遇率が90%になる一番のポイントに行けるのは、風向きが南東から北東のとき

この風向きだと海況が安定しやすく、遭遇率の高いエリアへご案内できます。

逆にそれ以外の風向きの日は、そのポイントに行けず、遭遇率が少し下がるエリアで探すことになる場合もあります。

はまちゃん

冬はウミガメのポイントにふらっとマンタが迷い込んできて、ウミガメとマンタを一緒に見られてしまうという嬉しい偶然が起こることもあります。狙って会えるものではないので「運が良ければ」くらいの気持ちでいてください。

時間帯で選ぶなら、午前便は朝から活動的に動きたい方向き。

午後便はシュノーケリングポイントが空いていることが多く、海をゆったり独占できる時間帯になりやすいので、お子さん連れやのんびり楽しみたい方にもおすすめです。

ウミガメシュノーケリングと体験ダイビング、どちらが出会いやすい?

結論としては、遭遇率の差はほとんどありません

シュノーケリングの方が広範囲を移動できる分わずかに高い傾向はありますが、その差は2〜3%程度です。

「近くでじっくり見たいならダイビング、手軽に楽しみたいならシュノーケリング」というのが実際の選び方になります。

体験ダイビングのメリット

体験ダイビングで休憩中のウミガメのすぐそばまで近づいた様子
体験ダイビングなら休憩中のウミガメのすぐそばまで
  • ウミガメは基本的に水底で休憩しているため、休んでいる姿のすぐそばまで近づける
  • 数十センチの距離まで近づけることがあり、表情までよく見える
  • 天候が多少悪くても、水中は影響を受けにくい

ウトウトお昼寝しているウミガメや、「こいつは何だ?」と見つめてくるウミガメの顔を間近で見られるのは、ダイビングならではの楽しみ方です。

体験ダイビングを選ぶ上での注意点

体験ダイビングはプランによって満10歳〜55歳、または12歳〜55歳までが対象になります。

また、潜水後は体内に蓄積された窒素を排出する時間が必要なため、1ダイブなら12時間以上、2ダイブ以上なら18時間以上、飛行機への搭乗を控える必要があります。

旅行最終日にダイビングを入れる場合は、フライトの時間に注意してスケジュールを組んでください。

ウミガメシュノーケリングのメリット

シュノーケリングでサンゴ礁のウミガメに近づく参加者
  • プランによっては5歳〜65歳まで参加でき、資格も一切不要
  • ウミガメが呼吸のために水面へ上がってくる層と近いため、意外と間近で出会える
  • ダイビングより短時間・低価格で気軽に挑戦できる
  • 広範囲を移動できるので、ウミガメを探せる範囲が広い

迷ったときの選び方

ご家族に小さいお子さんや65歳を超える方がいる場合はシュノーケリング、じっくり近くで見たい・水中世界そのものを楽しみたい場合はダイビング、という選び方がおすすめです。

両方を1回で楽しめる、体験ダイビングとウミガメシュノーケリングを組み合わせたコンボプランもあります。

個人で行く?ツアーに参加する?

個人で探すことの難しさ

石垣島のビーチから自力でウミガメを探すこと自体は、不可能ではありません。

ただし、ウミガメがいつもいるポイントは潮の流れや地形の知識がないと見つけにくく、離岸流など海況のリスクを自分で判断する必要もあります。

呼吸のタイミングも個体差が大きいので、闇雲に探しても運任せになりやすいです。

また、ショップを選ぶときも注意が必要です。

ウミガメと泳ぐコースを専門にしているお店もあれば、いろいろなポイントを回る中でウミガメのポイントにはたまにしか行かない、というお店もあります。

同じ「ウミガメツアー」という名前でも、実際の遭遇率にはお店によって差が出やすいのが実情です。

ガイド付きツアーが遭遇率を上げられる理由

自分たちは、ウミガメが休憩している場所を複数把握していて、その日の状況に応じてポイントを回りながらご案内しています。

長年の経験でその日出会いやすいポイントを判断しているため、限られた滞在時間の中で効率よくウミガメに近づけます。

「泳げないからウミガメの近くまで行けないのでは」と心配される方もいますが、ウミガメが上がってくる場所やタイミングは自然のものなので、泳力があってもコントロールできるものではありません。

はまちゃん

一番確実な近道は、ガイドのすぐ近くにいることです。ガイドはウミガメの位置を常に把握しながら誘導しているので、泳ぎが得意でなくてもついてくるだけで十分近くまで行けます。

泳げない人でもウミガメシュノーケリングを楽しむ方法

「泳げないから諦めていた」という声をよく聞きますが、ウミガメに会う方法は泳ぎができない方にも用意されています。

ガイドが引く浮き輪につかまって移動する

ガイドの浮き具につかまってウミガメと泳ぐ参加者たち
浮き具につかまったままウミガメのポイントへ

大きな浮き輪につかまっているだけで、ガイドが引っ張って移動してくれるプランもあります。

泳ぐ体力に自信がなくても、水面に浮いているだけでウミガメのポイントまで連れて行ってもらえます。

移動中や帰り道も景色を案内してもらえるので、無理なく楽しめます。

ライフジャケットやウェットスーツを着ていれば沈むことはないので、まずは浮いてみるところから始めてみてください。

\泳げなくてもできる理由を詳しく知りたい方はこちら/

黒島研究所やグラスボートという選択肢

海に入らずにウミガメを見られる施設

海に入らずにウミガメを見たい場合は、石垣港から高速船で約30分の黒島にあるウミガメの研究施設「黒島研究所」という選択肢もあります。

日本ウミガメ協議会が運営し、ウミガメやサンゴ礁の調査研究を行っている施設です。

資料の展示スペースと生物飼育室があり、生きたウミガメやヤシガニを間近で観察できます。

研究施設でありながらミニ博物館のような場所で、一般の方も入場可能です。

名称黒島研究所
住所沖縄県八重山郡竹富町黒島136
電話番号0980-85-4341
開館時間9:00〜17:00
※年中無休
入館料500円
アクセス石垣港離島ターミナルー黒島港まで高速船で約30分
黒島港ー黒島研究所まで徒歩30分、または自転車15分
(※レンタサイクルは黒島港で借りれます。)
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